昨日、娘の卒業式であった。 私は行けなかったが
その高校では 『蛍の光』 と 『仰げば尊し』 を歌ったそうである。
今の子供達は知らないのかなと思うような歌であるが
私たち年代には、グッとくる卒業式の歌。
歌詞を思うと あの頃の卒業式が思い浮かぶ。
そこで歌詞を検索してみた。
一
仰げば尊し我が師の恩
「仰ぐ」=「(上を)見上げる」師は「目上」の人ですからね。
教えの庭にも 早 幾年(いくとせ)
思えばいと疾(と)し この年月(としつき)
「いと疾し」=「とても早(く過ぎてしまった)」
今こそ別れめ いざさらば
「わかれめ」は「分かれ目」ではなく、「今こそ別れん」の「ん」が係り
結びによって変化したものです。
「今こそ別れよう」といったところでしょうか。
二、
互いに睦みし 日頃の恩
「睦みし」=「いたわりあう」が近いかな?
別るる後にも 八代(やよ)忘るな
「八代」は「ずっと、末永く」ってことです。
君が代の「千代に八千代に」と同じようなもんですね
(ただし、こちらは千分の一w)
身を立て名をあげ 八代励めよ
今こそ別れめ いざさらば
三、
朝夕なれにし学びの窓
蛍の灯火(ともしび) 積む白雪
昔中国で、蛍を集めてその光で勉強したり、
窓辺の雪明りで勉強したりしたという故事に基づいています。
「蛍雪の功」を調べてみてください
忘るる間ぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば
別れがあり それぞれの道を進む。
いろんなことがあり、気づかされ 大きくなる。
歳を重ね 童心を懐かしみながら また 大きくなる。

真っ白な子供の心。かわいいですね。
(ちなみにこの子は、私の甥っ子です。孫ではないよ)
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